
市内から一歩外に出れば、壮大な自然が目に飛び込んでくるニュージーランド。恵まれた環境でありながら、日々の忙しさについ日本と変わらない生活を送ってしまう人も多いはず。自給自足ほどハードルが高くない「セミ・ファームライフ」の世界を、皆さんも覗いてみませんか。
セミ・ファームライフの基礎知識
都会×田舎も可能
「ライフスタイルブロック」
野菜を育てたり動物を飼育したりと、いわば「小さな農場」のようなことができる広い敷地を持つ住宅地のことを「ライフスタイルブロック」と呼びます。以前はリタイアした人たちが中心となってのんびりとした暮らしを送っていましたが、現在は若年化が進み、多くの若者たちが移り住んでくるようになりました。
オークランドをはじめ、クライストチャーチやウェリントン、ハミルトンなど大都市の近くに住んでいれば、都会と田舎、両方の雰囲気を味わいながら生活できるのが魅力です。
住みよい環境作り
情報収集と近所付き合い
都会から少し離れて自力で生活していくには、近所付き合いが非常に重要なポイントとなってきます。情報収集だけであればインターネットのみで事足りるかもしれませんが、一番良いのはエリアで開催されているマーケットに行き、物を売っている人に直接声を掛けてみること。実際にそこで生活している人たちの生の声が聞けます。
また、あいさつを兼ねて、家族と自分の紹介文を載せたチラシ(手紙)を近隣の住宅に配りに行くというのも有効な方法。何かあったときに頼れる人を見つけておきましょう。
家庭から出たごみを土に返す
「コンポスト」
毎日の生活で必ず出てくる生ごみや、庭に落ちている枯葉などの有機物を微生物に分解させ、堆肥を作ることを「コンポスト」といいます。道具と敷地さえそろえばだれでも簡単に始めることができるので、セミ・ファーム初心者にもおすすめ。
なお、プラスチック、肉や動物の骨、魚の皮、動物のふん、病気に侵された植物などのほかにも、分解されにくい物や入れてはいけない物もあるため要注意。対して、卵の殻やコーヒーの出し殻、落ち葉、生ごみ(野菜くず)などはOK。
こんな素敵な体験も!
自宅は遊び場・出合いの宝庫
①子どもたちが安全に遊べる
予期せぬ行動をしがちな小さな子どもたちを外に連れて行くとなると、何か危ないことをしないか常に目が離せないものですが、自宅だったら大丈夫。疲れるまで思う存分遊ばせられるうえに、はだしにもなれるんです。
②動物と友達になれる
敷地の広さによっては、羊やニワトリなどを購入して飼うことができます。毎日卵を広いに行ったり、動物の赤ちゃんが生まれれば家族全員で可愛がったり。家がまるで小さな動物園のようで、日々の生活が楽しくなります。
③新鮮なフルーツが食べられる
収穫したばかりのフレッシュなフルーツはまた格別。スーパーマーケットなどで簡単に手に入る果物もおいしいですが、手を掛けて育てた分だけ思い入れもひとしおです。近所の人たちにおすそ分けをすると、ケーキやまた別の形となって戻ってくるかも?



